ローザンヌで生まれ、ジュウ渓谷で時計職人の見習いをした後、ル・ロックルで複雑時計とアンティーク時計の修復を専門に学んだ。

2003年にブレゲのマニュファクチュールに入社し、最初はミニッツリピーター部門に、その後約10年間はグランド・コンプリケーション／修復部門に配属された。ここで制作や修復を任され、沢山の種類の貴重なタイムピースと、優秀な同僚たちと時間を共有することで、かけがえのない経験を積むことができた。

私は時計製造の専門技術の遺産を守り、後世に伝えることの重要性を認識したため、ヴァレ・ド・ジュー技術学校で５年間、時計製造を指導することで知識を共有した。私が担当した実技授業では、主に時計の調整、複雑時計、そしてスクールウォッチを完成させること、学科授業では、調整理論、複雑時計、置き時計、そして技術製図を指導した。

スイスで20年近く働いた後、2022年に東京に移住し、現在は主に自分の創作プロジェクトに専念し、また同時に日本の時計学校で指導をすることがある。